2026年9月のウォン/円レートで再計算する東京免税店の実感価格、今買うべきか

2026年9月のウォン/円売買基準レートは、100円あたり857~871ウォンの範囲で推移しました。9月2日に857ウォン台だったレートは、9月9日には871.38ウォンまで上昇しました。このレートで東京都心の免税店の価格を再計算しても、買う価値のあるものは依然としてあります。ただし条件が付きます。消費税免税の下限(税抜5,000円)を超えて購入し、かつ韓国入国時の基本免税枠(800ドル)を超えない範囲で購入する場合に限られます。
2026年11月1日からは、日本の免税方式そのものが「購入時即時免税」から「出国時返金」に変わります。9月の旅行は、レジで消費税がその場で差し引かれる、今の方式では実質最後のシーズンです。
100円は、今のウォンでいくらか
2026年9月のウォン/円レートは、月初に上昇しました。売買基準レートで見ると、9月2日には100円あたり約857ウォンだったものが、9月9日には871.38ウォンまで上がりました。
| 日付(2026年) | ウォン/円(100円基準) |
|---|---|
| 9月2日 | 約857ウォン |
| 9月9日 | 871.38ウォン |
この記事では9月9日の数値である100円=871.38ウォン(約8.71ウォン/円)を用いて換算します。実際の両替では、銀行・両替所の優待レートによってこのレートとは差が出ます。
東京の免税店で差し引かれる税金
日本の消費税は一般品目が10%、飲食料品など一部品目には軽減税率8%が適用されます。都心の免税店で外国人旅行者がパスポートを提示し、条件を満たすと、この消費税が販売価格からそのまま差し引かれます。
ドン・キホーテの公式案内によると、免税対象金額は税抜5,000円以上500,000円以下で、個々の商品が5,000円未満であっても、同じ日に同じ店舗で化粧品・食品・医薬品などを合算して5,000円を超えれば免税処理されます。パスポート原本の携帯と、観光目的での滞在が条件です。
- 税抜5,000円未満の購入:免税適用なし、税込正価を全額支払い
- 税抜5,000円以上500,000円以下:消費税分を割引、合算購入可能
- パスポート原本必須、在留資格が観光目的であること
11月1日の制度改編、9月の旅行者が知っておくべきこと
2026年11月1日の購入分から、日本の消費税免税方式が変わります。これまでは免税店のレジで消費税がその場で差し引かれる「購入時免税」でした。改編後は、旅行者がいったん税込正価を決済し、出国時に空港などで商品の持ち出しを確認された後、消費税相当額の返金を受ける「リファンド(返金)」方式に変わります。
同じ改編で、化粧品・食品・医薬品などいわゆる「消耗品」に課されていた500,000円の購入上限も撤廃され、一般品目と同様に統合されます。
9月時点の旅行者はまだ旧方式が適用されるため、レジで即時に消費税が差し引かれ、出国時に別途返金手続きを行う必要はありません。ただし11月以降の旅行を計画している場合は、決済時点で税込金額が先に差し引かれること、返金を受けるには出国時に税関確認の手続きが追加されることを踏まえておく必要があります。
韓国への持ち込み時、800ドルを再計算
韓国関税庁の旅行者携帯品基本免税枠は、1人当たり米ドル800ドルです。東京で免税で購入したものと、国内外の免税店での購入額をすべて合算してこの枠を計算します。800ドルを超えなければ、別途申告なしで入国できます。
枠を超えた場合、自主申告をすれば算出関税の30%(最大20万ウォン)の減免を受けられ、申告せずに発覚した場合は加算税40%が課されます。
2026年7月からは、800ドル以下の免税品に限り、入国時に携帯品申告をしていなくても国内で郵便や宅配便による交換ができるよう手続きが改善されました。サイズ交換などを考慮して東京現地で複数個をまとめて購入する場合、参考になります。
換算表で見る結論
100円=871.38ウォン(9月9日の数値)で東京免税店の購入額をウォンに換算すると、次のようになります。
| 購入額(税抜、円) | ウォン換算(約) | 免税適用の有無 |
|---|---|---|
| 1,000円 | 約8,710ウォン | 免税下限未達、税込価格を支払い |
| 5,000円 | 約43,600ウォン | 免税の最低要件、消費税分を割引 |
| 10,000円 | 約87,100ウォン | 免税適用 |
| 30,000円 | 約261,400ウォン | 免税適用、800ドル枠に余裕あり |
| 50,000円 | 約435,700ウォン | 免税適用、他の購入額と合算する場合は800ドル枠への接近を確認する必要あり |
まとめると、税抜5,000円未満の単品購入は、レートに関係なくそもそも免税の適用がなく、実感価格上のメリットはありません。5,000円以上をまとめて購入する場合のみ、消費税分の割引効果がウォン換算に変形なく反映されます。9月のレート(100円=857~871ウォン)は、円安が最も深刻だった時期よりもウォンの負担が増している水域です。ただし消費税免税の条件と800ドルの枠を守る範囲であれば、依然として計算の合うショッピングです。11月1日以降に旅行がかかる場合は、返金手続きが追加される点を日程に反映させる必要があります。
参考: ドン・キホーテ 免税手続き・対象者・対象金額 公式案内
参考: 関税庁「800ドル以下の免税品、郵便・宅配便交換可能」国内交換規定改正(ニュースピム、2026.7)
参考: インバウンド免税制度、2026年11月から返金(リファンド)方式へ転換(観光経済新聞)
参考: 外国人旅行者向け消費税免税制度の見直し(2025年度税制改正大綱) - 山田&パートナーズ
